気鋭の写真家と大阪府所蔵の20世紀美術コレクションの名品が共演

大阪を拠点に活動する写真家・麥生田兵吾(むぎゅうだひょうご)が、大阪府が所蔵する「大阪府20世紀美術コレクション」の名品と共演する展覧会が、「大阪府立江之子島文化芸術創造センター」(大阪市西区)で1月17日からおこなわれる。

大阪府が所蔵する「大阪府20世紀美術コレクション」は、約7900点におよぶ国内外の優れた美術作品で知られている。同展は、コレクションの魅力をより多くの人に知ってもらい、その活用と展示の可能性を探るための新たな試みだ。気鋭のアーティストを招き、今までにない形の展覧会を作り出すもので、その第2弾『大阪府20世紀美術コレクション展 ココロヲウツス』となる。

麥生田は写真をメディアとして活用するアーティスト。生と死をテーマにした5章からなる壮大な写真プロジェクト「Artificial S」や、約10年にわたり毎日欠かすことなく撮影した自身の写真をブログに公開する「pile of photography s 」などで知られている。

本展では、麥生田の作品と彼が選んだコレクション作品(上前智祐、岩宮武二、アルフレッド・スティーグリッツら)が共演する。テーマは「曖昧なものを感じること、確かさを感じること、世界と心を感じること」。麥生田の世界とコレクション作品が出会うとき、どのような共振が発生するのか、作品や展覧会の新たな見え方が立ち上がってくるのか、興味が尽きない。入場は無料、会期は2月8日まで。

文/小吹隆文(美術ライター)

(Lmaga.jp)

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