トヨタの空飛ぶタクシー 万博にむけて大阪が歓迎
「トヨタ自動車」(代表:豊田章男)が本格参入を発表した、空飛ぶタクシーをはじめとする空のモビリティ(移動)事業。『大阪・関西万博』での活用を検討している大阪市が、この発表を歓迎した。
16日にトヨタが発表したのは、垂直離着陸する「空飛ぶタクシー」を開発するアメリカのジョビー・アビエーションとの協業。実現すれば、都市部の渋滞や環境負荷の低減、過疎地域の運搬手段の確保など、さまざまな交通課題を解決できると期待がかかる。
『未来社会の実験場』をコンセプトに万博を牽引してきた大阪市の松井一郎市長は16日の定例会見で、「これまでも新たな移動手段として、空の移動を万博で活用したいと言い続けていた。世界トップのトヨタが本格参入することは、とても歓迎なこと」と期待。
将来的に空の移動が現実になれば、新たな交通法やルール作りといった法制度の整備も必要だが、「以前から国に対し、まさに空の移動での規制緩和を求めていた。国全体で一律の法整備をするに当たっても、空飛ぶ車を活用できるようなルール作りを我々が先頭に立ってやっていきたい」と語った。
取材・文/岡田由佳子
(Lmaga.jp)