USJ「我々は目覚めの国、超元気を」新スローガン発表
「ユー・エス・ジェイ」(代表:J・L・ボニエ)が、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(以下USJ/大阪市此花区)の新しいスローガンを「NO LIMIT」と発表。1月14日におこなわれた会見で、「東京ディズニーリゾート」を引き合いに今後の抱負を語った。
ブランドスローガンとして、2012年から「世界最高をお届けしたい」を使用してきた同パーク。同社の山本歩部長は、「当時、関西のテーマパークのひとつという位置付けで、質ではディズニーさんに劣っていると思われていた。なんとか同等になるように、認められたい」という思いから、掲げてきたという。
しかし、「ハリー・ポッター」エリアオープン(2014年)以降に転換期が訪れる。「5年連続世界最高のアトラクションとなったハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニーなど、国内のみならず世界から注目を集めた。昨年、外部の調査で日本のトップ30に入るブランドとして認められ、ディズニーさんと肩を並べるレベルになった」と自信を見せる。
そこで、「今度は自分たちの社会的価値を考えて、東のディズニーに対して西のUSJは何が違うのか、しっかり考えるようになりました」といい、今回のコンセプトを発表。「刺激的なアトラクションやイベントに特徴があると思っている。そこで、ノーリミットな刺激で元気を出してもらい、超元気を提供したい」と、その意図を説明した。
また、「『夢の国』のディズニーさんに対して我々は『目覚めの国』。アトラクションでも幸せになるモノと、刺激的なモノと違いがあるので、お客さまには両方楽しんでもらえる。ライバルとは思っていなくて、仲間だと思っています」とも。
「我々がこれから情熱を持ってやるべきことを、我々にとっても明確になった」と意気込んだ山本部長。任天堂のキャラクターがテーマとなった「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のオープンを東京五輪前に控え、同社は2020年も飛躍の年と位置づけている。
(Lmaga.jp)