2019年のJC・JK流行語「ぴえん」が大賞、ヒト部門は髭男や横浜流星

女子大生社長の椎木里佳を中心に、女子中高生向けのマーケティング支援などを手がける「AMF」(本社:東京都港区)が『2019年のJC・JK流行語大賞』を、ヒト・モノ・アプリ・コトバの4部門に分けて発表した。

◆キャッチーさが重要、ワードも「映え」の時代

「コトバ部門」1位は「ぴえん」。泣き声の「ぴえーん」を省略化したもので、残念な出来事があった際に使用される「ぴえん」。語尾につけたり、インスタグラムのストーリーにその日の出来事とともに使用されるなど、多くの女子中高生の会話で登場したという。

2位の「べびたっぴ」は、ショート音楽動画共有アプリ『TikTok』内でタピオカにストローを刺す時の掛け声として大ブーム。3位の「KP」も、2位に引き続き飲み物を飲むときの乾杯(=KP)の掛け声として、1年を通して活用された。

4位は亀田史郎のブログや動画にも度々登場する「3150(最高)」、5位は付き合っている相手を公表せずに、それとなく感じさせる「匂わせ」がランクインした。

「ヒト部門」で1位に輝いた4人組ピアノポップバンド・Official髭男dism(通称:髭男)は、耳に残るメロディーと歌詞から、YouTubeやサブスクを通して女子中高生の間で大流行。年末は『紅白歌合戦』への初出場も決定し、2019年を代表するアーティストとなった。

2位の俳優・横浜流星は、1月に放送されたドラマ『初めて恋をした日に読む話』でピンク髪の高校生を演じ、一躍人気に。中性的な顔立ちから「美しすぎる枠」として女子中高生からの支持を獲得したという。

3位は独特の言葉選びや奇抜な行動がおもしろいとSNSから火が付いた「フワちゃん」、4位は2020年1月にYOSHIKI作詞作曲の楽曲でデビューを果たすジャニーズグループ・SixTONES(ストーンズ)、5位は姉弟ユーチューバーとして人気の「よしあき&ミチ」のミチが選ばれた。

◆みんなで楽しめるエキサイティングな動画コンテンツが人気

「モノ部門」では、2週間で10kg痩せるとうわさの「ハンドクラップダンス」が1位を獲得。ロサンゼルスを拠点に活躍するバンド、フィッツ・アンド・ザ・タントラムズの『Handclap』の曲に合わせて激しく踊る韓国人ユーチューバーの動画が話題となり、激しいダンスながら簡単な振り付けと楽曲のノリやすさで運動会や文化祭で度々披露され、人気となった。

2位の「PRODUCE101 JAPAN」(通称:日プ)は、韓国の人気サバイバルオーディション番組の日本版で、「国プ」と呼ばれる視聴者が投票しデビューメンバーを選ぶ斬新な選考方法と、番組中に見せる完成度の高いパフォーマンスで放送のたびに高い反響を得ているコンテンツ。

3位は今夏、街なかでほとんどの女子中高生が持っていた「ハンディファン」、4位はNMB48・吉田朱里プロデュースの「つやぷるリップ」、5位はAbemaTVの恋愛リアリティ番組『オオカミちゃんには騙されない』がランクイン。

「アプリ部門」の1位は、撮影する瞬間から施される加工機能が「盛れる」というカメラアプリ「SODA」。自撮りなどをする際はSODAを中心としたカメラアプリでの撮影が女子中高生の間では暗黙の了解になっており、ノーマルカメラで撮影するのはマナー違反になるなど女子中高生の生活に深く浸透しているという。

2位は自分にそっくりな芸能人がわかるカメラアプリ「SNOW」の機能「そっくり診断」。3位はLINEのモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」、4位はシューティングゲーム「COD mobile」。

そして5位にランクインしたのはフードデリバリーのアプリ「Uber Eats」。家でNetflixなどサブスクコンテンツを観ながら女子会を楽しんだり、公園でデートの際に頼むなどカップルや友だち同士での幅広い使い方が楽しめることで人気を獲得したという。

同社はこの結果に対し、「今年の流行を振りかえると、女子中高生たちは『ハンドクラップダンス』や『PRODUCE101 JAPAN」など、モノを中心に、より良質でみんなで楽しめるエキサイティングな動画コンテンツに非常に熱狂していた1年であったといえます。また『ぴえん』や『べびたっぴ』『3150』など、コトバの意味や中身よりも、響きやすさ&キャッチーさが重要視され、ワードにも『映え』を女子中高生たちが求めていることがわかります」とコメントしている。

(Lmaga.jp)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

関西最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス