鹿への愛が深すぎるクラフト関係者、奈良で毎年イベント開催
11月12日まで開催されている鹿モチーフ作品の集まるイベント『ならしかの休日』は、主催者・mittoさんの奈良の鹿に対する思いから企画。今年で6回目を数えるが、回を重ねるごとに鹿愛が深まってしょうがないと、主催者のみならず参加作家や訪れるファンにもつのる鹿への熱き想いを訊いた。
「基本的に1年中、鹿のことを考えています」と、車のなかには鹿せんべいを10個ほど常備するmittoさん。理由は、「いつ、鹿に会いに行くか分からないから」だと話す。作家との会話でも「たシカに」「行くシカない」など、つい「シカ」を意識してしまうのだとか。
鹿を愛する作家やクリエイターが、この日に向け準備した手作り鹿作品を販売する同イベント。イラストレターでもあるmittoさんも毎年チャリティー用に限定商品を制作。鹿への深い想いは、第1回目(2014年)から売上金の一部を「奈良の鹿愛護会」へ寄付していることからもうかがえる。
また、同じくイベントに関わる人たちも鹿への愛は深く、参加作家のひとり・写真家「Naturaltime+m」のマカリさんも鹿せんべいを常備。ほかにも初日の会場では、ファンのなかに「鹿が好き過ぎて2019年に奈良へ移住した」という強者にも出会えた。
mittoさんの「マイ鹿の角」がディスプレイされるなど、随所にこだわりが見える会場。奈良の鹿へのリスペクトと深い愛が感じられる本イベントは、「雨の日製作所」(奈良市芝辻町)で11月12日まで開催。昼11時から夜7時(最終日・夕方6時)まで。
取材・文・写真/いずみゆか
(Lmaga.jp)