大阪逃走劇に大阪府・吉村洋文知事「警察と検察は身を引き締めて」

刑事施設に収容予定だった49歳の女が逃走し、1日・午前に和泉市で身柄が確保された事件について、大阪府の吉村洋文知事が「大阪府庁」(大阪市中央区)での囲み会見で、「良かったと思うが、逃亡された検察ももっと身柄確保を徹底すべき」と指摘した。

逃走した岡崎公栄(きみえ)被告は2018年7月、無免許運転で当時8歳の小学生をひき逃げ。公判に姿を見せなかったため保釈が取り消され、「大阪地検岸和田支部」が収容のために出頭を求めていた。

30日に同支部に訪れた岡崎被告は「荷物を取りに行きたい」と話し、検察事務官4人と外に出たところで待機していた男の車で逃走。この際、男性検察事務官が跳ねられて負傷した。岡崎被告は2日間逃走していたが、囲み取材直前の1日・午前中に逃走を手助けした息子とともに身柄が確保された。

これを受け吉村知事は、「確保されたことは良かったと思うが、検察側に身柄を拘束すべき人への対応にゆるみがなかったか。また、逃走から発表まで時間がかかったかという点は疑問視する。住民のみなさんは不安に感じられたと思う。僕らは府民の安全を守る立場。今後、警察と検察には身を引き締めてもらい、きちんと確保することは徹底してもらいたい」と語った。

取材・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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