市原隼人「生きるとはなにか考えながら、現場に立っていました」

人気漫画家・本宮ひろ志の原作を実写映画化した『喝風太郎!!』。その舞台挨拶が18日、『京都国際映画祭』(会場:TOHOシネマズ二条)でおこなわれ、主演の市原隼人と柴田啓佑監督が登壇。トークを繰り広げた。

冒頭、「(前日に)『三船敏郎賞』を受賞された中井貴一さんが、『隼人の世代まで伝えていかないといけないことがある』とおっしゃっていて。改めて、自分がこうして役者をやらせていただけるのも、諸先輩方が作ってきた道があるからと感謝しています」と感慨深げに語った市原。

市原が演じるのは、主人公の型破りな僧侶・風太郎。長年の修行を終えて、ボロボロの袈裟に身を包んで街へ降り立った風太郎が、破天荒かつ自由勝手な言動で出会う人を振り回しつつも、次第に周囲の心を解きほぐしていくという物語だ。

脚本を読んで鳥肌が立ったという市原は、「『生きる』ということが、ひとつテーマなんですが、僕には分かりませんでした。なぜ生きているのか。生かされているのか。答えがないんですね。死に向かっていく時代ではなく、死を迎える時代になってしまった今、『生きる』とはなにかを考えながら撮影現場に立っていました」とコメント。

そして、「個々の存在意義ってあると思うんです。自分はホントに必要なのか、とか。そういう瞬間があると思うんですけども、必ずみなさんが生きている上で、幸せになっている方がたくさんいらっしゃる。それを感じていただけたら幸いです」と、静かな口調ながらも熱く語った。同映画は11月1日から公開される。

(Lmaga.jp)

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