淡路島・福良港で、活性化図るための食モール

淡路島屈指の観光スポット・福良港に今夏、登場したフードモールの「チャレンジモール福良『CAP』」(南あわじ市)。同エリアが、抱える問題を解決する一策として注目を集めている。

「道の駅福良」はにぎわっても、周辺店舗まで人が呼べないという状態だった福良港エリア。ビジネスコンテストなどの開催を通じ、このエリアに出店したいという島内外含めた数多くの飲食店出店希望者の存在が明らかになるが、出店時の初期投資におけるハードルの高さや物件探しなどに困難を極めるケースも多くあった。

また、ランチタイムは「道の駅福良」内の飲食店は混雑し、観潮船の出航前後に手軽な食事や、船の中で食べるためにテイクアウトできるようなものが買える店が少ないという観光客側からの声も慢性化。そのすべてを解消しようと生まれたのが南あわじ市福良を拠点とするNPO法人「淡路國プロジェクト」が企画運営する「チャレンジモール福良CAP」だ。

「CAP」は『Challenge Action Pleasure』の頭文字から名付けられ、各店舗との契約は1年更新で最長4年。コンテナを店舗として利用することで初期費用も抑えることができ、地域との関係を築き、今後の出店の足掛かりにもなるというコンセプトだ。

現在は島内からは「農cafe八十八屋」「志知カフェ」「るつぼや」、神戸市内からは「RED WAGON」「GURUDOG」「ソソルフルウツ」が出店し、計6店舗が営業。淡路島ならではの食材を使ったメニューを展開し、イートインが可能な所もあるが、テイクアウトが基本。敷地内にはオープンエアのイートスペースがあり、潮風も楽しめるフードコートとなっている。

敷地内には、さらに1店舗分コンテナが用意されており、ここは1日貸しから可能なレンタルスペースに。今後はイベントも開催するなど、淡路島の新観光スポットとしての期待が高まる。

取材/時友真理子

(Lmaga.jp)

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