来館者140万人の「大阪市立中央図書館」、10月から名称変更

2021年に開館60年を迎える「大阪市立中央図書館」(大阪市西区)が、海運業などを営む「辰巳商会」(大阪市港区)とネーミングライツ協定締結を発表。その締結式が18日、同図書館でおこなわれた。

締結式には、同図書館の三木信夫館長と同社の西豊樹社長が出席した。同図書館は10月1日からの2年間(2021年9月31日まで)「辰巳商会中央図書館」の名称となる。

蔵書数225万冊、年間貸書数240万冊、来館者数140万人と、全国最大規模の利用を誇る同図書館。また、辰巳商会は大正9年(1920年)に大阪市に創業し、陸・海・空を組み合わせた総合物流企業で、日本国内のほか、北米、東南アジアと70カ所に拠点を持っている。

この日、西社長は「多くの学生、子どもたちに親しまれ、自主的な学習の場、学校支援の場所として多目的に使われている図書館と提携でき、とても光栄。わが社も来年100年を迎えるため、今回を機会により図書館の発展に寄与したい」と挨拶。

締結式を迎えたこの日を、「めでたけれ 人と本とが 逢うさか(大阪)の 文の館を辰巳(立つ身)と名付く」と和歌で祝った三木館長。「この意味は、人と本とが出合うこの大阪市立図書館を辰巳商会中央図書館と名付けることで、若い人が本と出合って身を立てることにもつながり、たいへんめでたいことだ、という期待を込めて作った。大阪万博を控え、飛躍する大阪とともに辰巳商会も発展してほしい」と祈願した。

取材・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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