池松壮亮「自分の心を殺してきた感覚があった」

愚直なまでにまっすぐ、人一倍正義感が強い超不器用な男・宮本浩を描いた映画『宮本から君へ』。その先行上映会が9日、「梅田ブルク7」(大阪市北区)で実施され、主演の池松壮亮が舞台挨拶をおこなった。

鬼才・新井英樹が1990年に連載をスタートし、「オールタイムベスト」に挙げられるほど熱烈な支持者を生んだ漫画『宮本から君へ』。その主人公について池松は、「自分のなかのヒーロー像だったんですよね。(自分は宮本のように)まっすぐに自我をもって、目の前にある正しさに向き合わずに来たし、社会に順応しようとして処世術を身につけて、自分の心を殺してきたような感覚がどこかあって」とコメント。

そして、「この人(宮本)は目の前になにがあろうと、清さ・正しさ・美しさみたいなものを自分で捕まえにいける人だと。バカでどうしようもない人間ではあるんですが、一方で、僕はこうなれなかった。そういう意味では、自分のヒーロー像として掲げている部分があります」と語った。

その映画で、非常階段での決闘シーンもスタント無しで挑み、暑苦しいまでの宮本を見事に演じ切った同作に、「自分の生き恥を含め、宮本の力も借りて、新しい時代にみなさまへのプレゼント、ラブレターみたいな映画になれば」と語った池松。同映画は9月27日から公開される。

(Lmaga.jp)

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