着ぐるみのマレーグマが脱走、大阪「天王寺動物園」で捕獲訓練

マレーグマが園内に脱出したことを想定した捕獲訓練が13日、「天王寺動物園」(大阪市天王寺区)で実施。着ぐるみのクマと格闘したり、入園者の安全を確保するなど訓練をおこなった。

同園では2年に1度訓練がおこなわれており、今回は、園内のクマ舎から倒木をつたって脱出し、コアラ館などを徘徊した後、ふれあい広場前で捕獲されるという設定に。マレーグマに扮したスタッフの姿はなんともかわいらしく、遭遇した修学旅行生らは「え!? クマが歩いてる!」とびっくり。

訓練のため、あえて予想できない動きを取るマレーグマは、ジャンプしたり、突進して体当たりするなど大暴れ。途中、小さな子どもにはハイタッチするなどやさしくリアクションする微笑ましいシーンも挟みながら、最後に捕獲するために獣医から麻酔銃が発射された。

マレーグマ役を担った飼育員・藤本哲紀さんは、「実際のクマや猛獣は、予想できない動きをする。動物的で先の読めない行動を意識しました」と大役にホッと一息。牧慎一郎園長は、「いろいろなシーンを想定したリアクションと対策を訓練することができた。今後も、緊張感を持って管理に取り組んでいく」と身を引き締めた。

取材・写真/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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