多才な俳優・池田純矢、松岡充と「運命的な出会い」

『海賊戦隊ゴーカイジャー』やミュージカル『薄桜鬼』などの俳優・池田純矢が、自身で脚本・演出を務める舞台『エン*ゲキ』シリーズ。その最新作『絶唱サロメ』が今秋、東京と大阪で上演される。池田が、「本当に運命的な出会い」と話す主演・松岡充との関係を話した。

2015年に同シリーズを立ち上げ、作・演出・俳優と1人3役をこなす池田。「『サロメ』って作品を上演したいという思いと、演劇と音楽を融合したいという2つの思いがモヤモヤとしたなか、松岡さんと舞台『不届者』(2017年)という作品で共演したのですが、この出会いは、僕のなかでドカンと1発カミナリが落ちた衝撃がありました」と振りかえる。

「松岡さんの1番の魅力は、歌ったときに歌詞や言葉が形になってドンと目の前に現れるよう。これをそのまま演劇にするっておもしろくないかって思ったときに、頭のなかにあったさきほどの2つの思いが、松岡充さんっていうファクターを通すことによってひとつにまとまった」と明かした。

「なんとかこれを実現させたいなと思ったのですが、僕は26歳の若造なので、軽々しくお願いできないなと・・・。そこで、自分のできる限りの誠意としてまず先に本を書きました。それが出来上がってから、こういう思いでやりたいとお伝えし、これは松岡充でしかないので、兄さんが断ったら一生この作品が世に出ることはない」と、オファーしたという。

その後しばらく連絡がなかったというが、プライべートで会った際に恐る恐る確認したら、「『あ、ごめんごめん。やるつもりだったから、もう答えてたと思ってた』と、ラフな感じではありましたけど」と、今回の実現に至った。

池田が考える演劇と音楽の融合というのは、「ミュージカルは感情や心情が歌や歌詞になり、音楽劇は音楽が物語を運んでいくという性質がある。今回はそのどちらでもなく、歌を歌として歌います。でも、ライブシーンではないんです。歌わざるを得ない状況で、歌いますという宣言のもと、歌います。2部構成になってるわけでもなく、そのギミックが物語にとけ込んだように作っている」と説明する。

脚本を読んだ松岡からは、「『バンクやな』って言われました(笑)。『わからんわからん、怖い怖い』って。僕がやりたいこと、何をしたいんやってところは伝わって、それを総称してバンクって言ってくれたんやなと思っています」と、激励されたという本作。大阪公演は、10月26日・27日に「サンケイホールブリーゼ」(大阪市北区)にて。チケットは7000円で、7月13日に発売される。

(Lmaga.jp)

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