大阪で、高山寺の国宝「鳥獣戯画」全4巻が特別公開

国宝・鳥獣戯画が特別に公開される展覧会『明恵の夢と高山寺』が、「中之島香雪美術館」(大阪市北区)で5月6日まで開催されている。

40年間夢を記録し続けた鎌倉時代の高僧「明恵上人(みょうえしょうにん)」にスポットをあてる同展。「美しい白昼夢のごとき絵巻」として第3章で紹介される鳥獣戯画は、明恵が築いた京都の「高山寺」が所蔵する国宝。甲乙丙丁の4巻があり、特に甲巻はウサギとカエルが相撲をしたり、猿を追いかけまわしたりという姿がほほえましく人気が高く、約800年前のマンガといわれる所以も興味深い。

「とても長い絵巻なので、4期に分けて全巻の全場面を展示する予定です。どの期間に来ていただいても、すべてを現物かコピーで見ていただけるようにしています。また、展示には超高透過ガラスを使っているため、作品の詳細が見やすいと思います」と、学芸員の大島幸代さん。それぞれ11メートルを超える甲・乙巻の前半場面は3月31日まで、後半場面は4月2日から14日まで展示される。

また、ひっくり返ったウサギに吹き出しがついたふせん(500円)やマスキングテープ(700円)など、シュールでかわいい鳥獣戯画のモチーフアイテムが多数そろう特設ショップも必見。料金は一般1300円。

取材・文・写真/太田浩子

(Lmaga.jp)

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