神谷明、劇場版シティーハンターの大ヒット祈願「もっこりよろしく!」

1980年代に原作コミック、テレビアニメがともに大ヒットしたハードボイルドコメディの20年ぶりとなる映画『劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉』。その舞台挨拶が10日、「TOHOシネマズ梅田」(大阪市北区)でおこなわれ、こだま兼嗣総監督、原作者・北条司、冴羽獠役・神谷明、槇村香役・伊倉一恵が登壇した。

『シティーハンター』シリーズといえば、超一流のスナイパーで無類の女好き・冴羽獠と、お調子者の冴羽を特大ハンマーで天誅を下す相棒・槇村香のやりとりが見どころのひとつ。「2019年版のハンマーで殴られたとき、20年ぶりという言葉が吹き飛びました。ただ今回は、香に対して直接的な言葉がなく、ちょっと冷たいんじゃないかなと演じながら思っていました。でも、最後のセリフに(香に対する冴羽の想いが)集約されていますね」と、獠と香の関係性について言及した神谷。

また、アフレコ現場には、アニメ界のレジェンド的作品とあって24人もの若手声優が見学に来ていたそうで、伊倉は「みんな神谷さんのサインをもらいたいけど、仕事場だから遠慮していたら、神谷さんの方から『みんなのサインをくれる?』と回っていました(笑)」と裏話をあかすと、神谷は「この先、(全員人気声優になって)高く売れるかもしれないから(笑)」と場内を笑わせた。

そして神谷は、「カメ止め(『カメラを止めるな!』)や、『この世界の片隅に』みたいなムーブメントが起こってほしい。シティーハンター教の信者を増やしていきたい」と大ヒットを祈願。舞台挨拶を終えて退場するときは「これからも、もっこりよろしく!」と冴羽獠になりきって名物ワードを叫び、満員の観客を喜ばせた。映画は現在公開中。

取材・写真/田辺ユウキ

(Lmaga.jp)

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