宙組で初主演、宝塚歌劇団の宙組・芹香斗亜「新しい絆を」
宝塚歌劇団の宙組の男役スター・芹香斗亜(せりか・とあ)が31日、花組から宙組へと組替えして初となる主演作への意気込みを大阪市内で語った。
主演するのは、2月9日から開幕するミュージカル『「群盗ーDie Rauberー」ーフリードリッヒ・フォン・シラー作「群盗」より』。1781年にドイツのシラーによる戯曲処女作として出版され、以来世界中で舞台化されている作品だ。「今回は新たにミュージカル作品として、宝塚ではお届けいたします。盛りだくさんの内容なので、みなさまに楽しんでいただけると思います」と共演する花音が説明。
「原作は言葉遣いが難しいのですが、お衣裳だったり、ビジュアルだったり、現代的にクリエイトしておりますので、みなさまに楽しんでいただけるエンタテインメントになっています」と芹香。さらに、「宙組に来て、初めての主演公演。宙組のメンバーと作る、新しい絆だったり、エネルギーを観ていただけたらいいなと思います」と、熱意を込めて語った。
また同公演では、「梅田劇場劇場シアター・ドラマシティ」(大阪市北区)が竣工して以来、初めて新調した緞帳も一般客に披露される。芹香は「作品が少し悲劇的ではありますので、緞帳が下りた後に、希望を感じていただけたら」と、新たな緞帳にも期待を込めた。
(Lmaga.jp)