入社5年目の27歳女性、奈良の新ホテルの支配人に抜擢

世界遺産「興福寺」近くに、新しくオープンした宿泊施設「セトレならまち」(奈良市高畑町)。奈良の魅力を活かした同ホテルのプロデュースと支配人を務めるのが27歳の女性だ。

兵庫、滋賀、長崎などで「セトレ」と名付けたホテルを次々と運営する「ホロニック」(本社:神戸市東灘区)に所属する岸本舞さん。1998年に創業した若い企業だからこそ、社内の公募で開業準備室配属プロジェクトリーダーに今年4月就任、入社5年目で支配人という異例の抜擢となった。

彼女が目指すのは、観光地だから泊まるホテルではなく、泊まるために訪れたくなるホテル。そのため吉野杉や檜などを使ったスタイリッシュな空間とともに、大切にするのがサービス。30~40代の女性をターゲットとし、奈良の食材の選定、家具や備品選びで、若い女性ならではの目線を活かしている。

また、滞在が楽しめるよう趣向を凝らし、五重塔が見える屋上でバータイムを設けたり、京都の書店「誠光社」が選ぶライブラリールームでは、レコードプレイヤーを配置。本を読みながら、好きなレコードをかけて、自分で豆を挽いてコーヒーを楽しむという、ちょっと特別なひとときを演出する。

修学旅行生をターゲットとする奈良のホテルが多いなか、全32室と規模的には小さいため団体客を受け入れられないものの、かなりハードルが高い約70%の稼働率を狙う。そのため、今後はワークショップ、お茶会なども設け、「地元の人々にも気軽に訪れていただいて、観光客として訪れる知人や親戚に薦められるようなホテルになれるように」と邁進していく。朝食付きで1万3千円、朝夕食付きで2万5千円(共に1室2名利用の場合)。

(Lmaga.jp)

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