京都の「アサヒビール大山崎山荘美術館」で、江戸時代の櫛・かんざしの展覧会

江戸時代の髪飾りをテーマにした『櫛・かんざしとおしゃれ展』が、12月15日より「アサヒビール大山崎山荘美術館」(京都府大山崎町)で開催される。

本展では、日本の文化が爛熟し工芸技術が最も高い水準に達した江戸時代後期のものをはじめ、尾形光琳(1658~1716)、酒井抱一(1761~1829)、原羊遊斎(1769~1845)ら高名な美術家による櫛、かんざしの名品が楽しめる。素材はべっ甲、象牙、金、技法は蒔絵、透かし彫り、切り子など、モチーフには四季の植物、人物、民話などが見られ、さながらひとつの小宇宙といった趣。また、当時の風俗を伝える浮世絵も展示され、総数約300点で日本工芸の「粋」が紹介される。

なお、本展の櫛やかんざしは、「澤乃井櫛かんざし美術館」(東京都青梅市)が所蔵するもの。同館は、祇園に生まれ、舞妓となり、後に東京で料亭の女将となった岡崎智予(1924~1999)のコレクションを収蔵。期間は2月24日まで、料金は一般900円。

文/小吹隆文(美術ライター)

(Lmaga.jp)

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