荒木飛呂彦、「関西の漫画家が目標を示してくれた」と告白

漫画家・荒木飛呂彦が、11月25日から「大阪文化館・天保山」(大阪市港区)で開催される関西初の『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』の記者会見に22日登場。展示内容や、関西にまつわるエピソードを披露した。

仙台出身の荒木は、「本当に出不精で、好奇心はあるけれど、知り合いがいない限り旅行に行きたいと思わない。だから、大阪は和歌山に行くときに乗り継いだぐらいで」と話し、イベントで来阪するのは今回が初めてとなる。

会見では、荒木が漫画に本気を出したきっかけについて告白。「僕はのんきな漫画好きの高校生だったんですが、大阪出身の漫画家さんがデビューして、あっと言う間に『週刊少年ジャンプ』するようになって。調べてみると高校生だと言うんですよ。で、のんきにしていてちゃダメなんだなという気持ちが芽生えてきまして、夏休みに『集英社』に持ち込むようになりました」と、漫画家への第一歩について語った。

「その漫画家さんは、ゆでたまご先生。『キン肉マン』を描かれた先生なんですけれど、ほぼ同い年なのに傑作を描かれていて、30代、40代もすばらしい漫画家の先生で。目の前というか上にいるというか、いつも目標を示してくれていて、そういう存在がいるというのは本当に幸せで。本日、JOJO展が大阪の土地で開催させていただくというのは感慨深い思いがある。ここに来れたことが、本当に幸せだと思います」と、喜びを語った。

原画展では、2017年で誕生30周年を迎えた『ジョジョの奇妙な冒険』の集大成として、主人公やライバル、戦闘シーンの原画、アーティストとの映像や彫刻のコラボ作品、今回のために描き降ろした12枚の大型原画などが展示される。期間は11月25日から2019年1月14日までおこなわれ、チケットは一般1600円(11/24までは前売券で一般1400円)。土日祝と年末年始のみ時間指定となり、詳細は公式サイトにて。

(Lmaga.jp)

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