職人技を継承、芦屋に無添加バウムクーヘン専門店

気温や湿度に合わせて材料の配合を変えながら、丁寧な手焼きでつくる無添加のバウムクーヘン専門店『ELEPHANT RING(エレファントリング)』が、兵庫県・芦屋市に10月オープン。早くも界隈のマダムの御用達となっている。

その人気のヒミツは、持つとずっしりと重量がありながら、口に入れるとふんわり軽い食感で、しっとりとなめらかな舌触り。甘さは控えめでシュガーコーティングなどもなく、バウムクーヘン生地自体のシンプルなおいしさが楽しめると、わざわざ買いに訪れる人が増えている。

実はこのバウムクーヘンは、究極のバウムクーヘンを追求し、神戸の山奥でたったひとりで焼き続けていた職人が引退を決めたため、同店が秘伝のレシピを引き継ぎ作られるもの。膨張剤や乳化剤などの添加物を使用することなく、卵・小麦粉・バター・生クリームを、気温や湿度にあわせて、手の感覚を大切にしながら配合。オーブンが開くたびに300度の熱風を受けながら、直接手をあてて膨らみ具合を確認しつつ、回転速度と焼成時間を変えて、約1時間つきっきりで焼き上げる。1日に9本焼くのが限界だという。

直径は約13センチ、高さ3センチのSサイズ(1500円)と、高さ6センチのMサイズ(3000円)があり、ギフト用の箱(500円)も素敵。薄くスライスしたバウムクーヘンをオーブンで焼いた「ラスク」(800円)や、キャラメルアーモンドをのせて焼いた「フロランタン」(1000円)も店頭に並ぶ。チョコレートコーティングした商品も発売される予定(価格はすべて税抜)。

取材・文・写真/太田浩子

(Lmaga.jp)

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