学生が企画、大阪の街を歩く防災イベント開催

今年6月に最大震度6弱の地震、9月に入ってからは大型台風に相次いで襲われた大阪。大阪北部地震では多くの帰宅困難者が発生したことを踏まえ、「大阪経済大学」(大阪市東淀川区)の学生たちが防災イベント『OSAKA5GO! WALK』を企画。12月1日に同大学を中心とする東淀川区で開催される。

同大学では、巨大地震等の発生時に外出先で帰宅困難者となった際、歩いて帰れる20kmを目安として5時間を歩ける健脚づくりと、普段から何気なく歩いているまちを防災という視点から見直し、まちの魅力を再発見することを目的に、昨年より防災ウォークを開催。今回、5km・10km・20kmの3つのコースを設定し、イベントの企画・運営の一部を担う同大学の学生実行委員らが、高齢者や子どもにもおすすめの「5kmの体験コース」を担当することに。

学生らが参加者を先導し、海抜マップをチェックしながら淀川沿いを歩いたり、また高齢者疑似体験用のギプスを付けて歩いたり、物干し竿を使って簡易の担架を作ったりと、防災に関する学びを重視したコースを提案。またウォーキング以外でも大学構内では、防災備蓄品の試食コーナーや自衛隊による炊き出しコーナー、段ボールを使って椅子やベッドを作る避難所開設訓練、ステージイベントなども登場するという。

学生実行委員は「この間の地震で友だちが帰宅困難者になった話を聞いて、不測の事態にちゃんと動けるようにしないといけないと改めて感じました。歩きながら街の魅力を紹介したり、チェックポイントで防災体験をしたり、いろいろ企画を用意したので、私たちと一緒に防災意識を高めましょう」と呼びかけた。ウォーキング参加者は11月16日まで応募可能(参加無料・イベント公式サイトにて)。大学構内のイベントは誰でも参加できる。

(Lmaga.jp)

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