藤原竜也が4人の女性を弄び、そして溺れる舞台を

俳優・藤原竜也が、チェーホフの舞台『プラトーノフ』で主演をつとめ、2019年2月から3月にかけて全国各地を巡回。カメレオン俳優として知られる彼が新たに挑むのは、4人の美しい女性に溺れ、破壊への道を進む教師役だ。

『プラトーノフ』は、世界各国で戯曲が上演されているロシアの文豪チェーホフの作品。彼の死後、約20年経ってから発見された幻の処女戯曲だという。物語は、妻子ある教師のプラトーノフ(藤原)を軸に、未亡人のアンナ(高岡早紀)や、大学生のマリヤ(中別府葵)、彼のかつての恋人・ソフィヤ(比嘉愛未)、そして妻・サーシャ(前田亜季)の4人の女性との愛が交錯していく。

藤原が演じると、どんな役でも役柄が自由自在に変化していくから不思議だ。今年上演された舞台『レインマン』では、金儲け主義のクールな弟が、兄を思いやる愛情あふれた人間へと成長していく姿をユーモアを交えて魅力的に演じた。今作は、社会的なメッセージを掲げた作品に定評のある森新太郎が演出を手掛ける。チェーホフが描く普遍的な愛憎や人間の滑稽さを、森とともにどう料理するのか楽しみだ。

ほかの出演者は、西岡徳馬、浅利陽介ら。藤原は、「プラトーノフは、自分を愛する4人の美しい女性を弄ぶという、現実世界では経験できない役柄ですので・・・、人生経験豊富な西岡徳馬さんに役づくりの相談をしたいと思います(笑)」とコメントを寄せた。東京・富山・福岡・静岡・広島公演を経て、大阪公演は3月20日から24日まで、「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ」(大阪市北区)にて。チケットは10800円(発売中)。

文/米満ゆうこ

(Lmaga.jp)

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