スチュワーデス物語以来35年ぶり 風間と片平が共演

アメリカ演劇界の巨匠アーサー・ミラーの代表作で、敏腕サラリーマンの悲劇を描いた舞台『セールスマンの死』に、風間杜夫と片平なぎさが夫婦役で出演。2人はテレビドラマ『スチュワーデス物語』以来、35年振りの共演となる。

劇作家ミラーが書いた『セールスマンの死』は、1949年に初演。ピューリッツァ賞をはじめ、あらゆる賞を受賞した名作中の名作。ウィリーはダスティン・ホフマンら数々の名優がこぞって演じてきた役だ。

風間と片平といえば、『スチュワーデス物語』を思い起こす人も多いだろう。ドラマでは、教官の風間を元婚約者の片平がいやがらせをするという設定で、当時は大いに話題になったが、今作では、仕事を失ったことで精神に異常をきたしていくセールスマンのウィリーと、彼を尊敬し献身的に支える妻という間柄だ。「アメリカン・ドリーム」の闇を体現する作品といってもいい。

2人とも今まで数々の舞台に出演したが、風間は今年、『リトル・ナイト・ミュージック』で、ミュージカルに初挑戦。一方、片平は、翻訳劇が本作で2作目だという。ベテランの2人が、希望を失い、時代に取り残された老夫婦の深い悲しみを衝撃のラストシーンまでどう見せてくれるのか。35年ぶりにケミストリーが起こりそうだ。

本作は神奈川、愛知、兵庫の全国3カ所で上演。兵庫公演は、12月8日・9日に「兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール」(西宮市)にて。チケットは6000円ほか、現在発売中。

文/米満ゆうこ

(Lmaga.jp)

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