桑田真澄が監修、戦時中の球児を描く「野球」の舞台

記念すべき第100回『全国高校野球』が行われる今夏、戦時中の球児たちを描いた舞台『野球 飛行機雲のホームラン ~Homerun of Contrail』が、東京と大阪で上演される。

本作は舞台『戦国BASARA』など数多くの作品で、ダイナミックな演出を手掛けてきた西田大輔によるオリジナル新作。戦況が深刻となる1944年夏、予科練入隊を決意しても野球への情熱を捨てきれない少年たちが、ひとつのチームとなり、「忘れられない1日」を迎える・・・という物語だ。

プロ野球選手になるのが夢だったという西田は、「この時代、彼らの新たな夢は何だったのか?それを知りたい。(略)本気で、夏に挑みます」とコメント。その言葉を象徴するように、野球監修に元プロ野球選手の桑田真澄氏を迎え、ピッチングから野球に対するスピリットまで出演者たちに伝授したという。

主演は『テニスの王子様』や、西田の舞台『もののふ白き虎』に出演する安西慎太郎。野球経験のある安西が、その高い演技力で仲間の信頼厚いピッチャー役を演じる。ほかに主演経験豊富な多和田秀弥や永瀬匡、劇団EXILEの小野塚勇人、『レ・ミゼラブル』マリウス役の内藤大希、西田の初監督映画『ONLY SILVER FISH』主演の松田凌、ベテランの藤木孝ら、頼もしいキャストが揃った。

これまで『弱虫ペダル』(自転車競技)や『タンブリング』(男子新体操)など、スポーツを題材にした舞台は多いが、野球を真正面から扱った作品は珍しい。イケメン俳優たちが汗を流して繰り広げる、ナマのステージの醍醐味を味わえるのはもちろん、純粋に野球に向かう74年前の少年たちに、「生きる勇気」をもらえそうだ。音楽は笹川美和(cutting edge)。大阪公演は8月25日から26日まで、「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ」(大阪市北区)にて。チケットは8900円で現在発売中。

文/小野寺亜紀

(Lmaga.jp)

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