写真家、美術家、小説家など、各界のクリエーターが語るロックの魅力

20世紀が生み出した最大のポップカルチャー「ロック」をテーマにした展覧会が、「美術館『えき』KYOTO」(京都市下京区)で7月1日までおこなわれています。

ロック(ロックンロール)は1950年代半ばにアメリカで誕生しました。代表的なミュージシャンは、エルヴィス・プレスリーやチャック・ベリーです。1960年代になると、イギリスからビートルズやローリング・ストーンズ、アメリカからボブ・ディランなどが登場し、ポップカルチャーの最重要ジャンルになりました。その後も様々なムーブメントを生み出し、映画、美術、ファッションなど他の様々な分野とも影響を与え合って、現代文化の一翼を担っているのはご存知の通りです。

本展では各界で活躍する著名人22名が、ロックへの愛とロックが自分の創造活動にどのような影響を与えたかを、レコードジャケット、映像、楽器、衣装、自身の作品などを通してアピールします。例えば、美術館・奈良美智は、自身所蔵の中から選りすぐりの約200枚のレコードジャケット、篠山紀信は、ジョン・レノン&オノ・ヨーコのアルバム『ダブル・ファンタジー』の写真、松任谷由実、布袋寅泰、SUGIZO(LUNA SEA、X JAPAN)はステージ衣装など展示。レコード視聴コーナーもあります。

ほかには、江國香織(小説家)、岸田繁(くるり、作曲家)、小林武史(音楽プロデューサー)、小藪千豊(お笑いタレント)、ヤノベケンジ(美術家)、行定勲(映画監督、CMディレクター)など、そうそうたるメンバーが参加しており、彼ら彼女らとロックの熱い関係が貴重な資料と共に語られます。ロックが現代の文化にどのような影響を与えているのかを知る絶好の機会となるでしょう。期間は7月1日まで、料金は中学生以上690円。

文/小吹隆文(美術ライター)

(Lmaga.jp)

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