俳優・大倉孝二「演劇じゃなくなってもいい」というコメディで大阪初公演

映画『ピンポン』のアクマ役で注目を集め、以降も個性派俳優として活躍する劇団「ナイロン100℃」の俳優・大倉孝二が、自身のユニット「ジョンソン&ジャクソン」で関西公演を初開催。7月の上演に先がけ、大阪市内で会見がおこなわれた。

身長187cmと大柄な体から生まれる独特の動きと朴訥とした台詞回しで、特にナンセンスや不条理系のコメディを得意とする大倉。自身もそういう笑いを好み、「観た後に『何もねえな、これ』と思うような芝居が、僕は一番感動できる。メッセージのある演劇も大切だけど、その真逆もあっちゃダメですか? と(笑)」と話し、このユニットも「思い当たる限り、一番ナンセンスな作風」と評する作・演出家のブルー&スカイと結成した(2014年初回公演)。

今回は、ブルー&スカイの大ファンだという作家・いとうせいこうが役者として参加し、大倉が「日本のコメディエンヌのなかでも、相当豪腕」と評する女優・池谷のぶえとブルー&スカイの4人で、不条理を極めたコメディに挑む。「たとえ演劇じゃなくなってもいいから、もっと自由にやりたいことをやってみようと。ストーリーのない不毛なやり取りだけで、どれだけおかしみを生み出せるかに挑戦したいです」と意気込んだ。

結成当初から、大阪公演を目指していたという大倉。「大阪は笑いに厳しいイメージがあるけど、全員がこういう笑いが嫌いなわけじゃないだろうと。楽しんでもらいつつも、観劇後に『何じゃそりゃ?』って気持ちになってもらいたい」とメッセージを送った。舞台『ニューレッスン』は6月の東京公演を経て、7月6日~8日に「ABCホール」(大阪市福島区)にて。チケットは一般5000円、学生2800円。

取材・文・写真/吉永美和子

(Lmaga.jp)

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