大阪の人気雑貨店の2号店はカフェも併設。24節気ごはんを提案

大阪・京町堀にある日本の手仕事を集めた生活雑貨店「hitofushi(ヒトフシ)」(大阪市西区)が4月1日、土佐堀に複合ショップ「MIHA shop(ミハショップ)」をオープンした。新店では、物販のほか待望のカフェが登場。二十四節気を意識した食事やスイーツがいただける。

店を構えたのは土佐堀川沿いに建つ元倉庫。白壁にコンクリート打ちっぱなしの床、ガラス窓で構成されたミニマムな空間には「ヒトフシ」の2号店と、アート作品を販売する「MEZI(メジ)」の2店舗が同居している。

店主、水本理恵子さんの郷里は奈良・吉野で、父方が吉野杉箸の問屋、母方が吉野杉箸の職人家系。「吉野杉箸に携わるものとして、これまでは箸のある食卓を中心に暮らしまわりの道具や雑貨を紹介してきましたが、カフェでは、食を通して美しい日本の食卓を発信していきたい」と、水本さん。そのため、カフェスペース「mikuri(ミクリ)」を併設した。

「ミクリ」では、昼と夜のごはんは立春や夏至、秋分といった二十四節気を意識した献立に。前菜にはこよみのカードが添えられ、今日の節気やその言葉の意味、メニュー内容が書かれている。旬の食材はもちろん、清明(4/5~4/19)であれば、種から新芽から出る様子をイメージした大豆と豆苗の親子炒めや「春めき」という言葉にかけてエビと三ツ葉の春巻きが登場したりと、季節の変化を感じさせてくれる。ほかにも、塩みかさ饅頭など、素材にこだわったスイーツも。

また、カフェで使用されている器や調味料、日本茶も販売。徒歩10分に位置する京町堀の1号店とは異なる品ぞろえで、連動してイベントなども企画する予定があるといい、2店をはしごする人も増えそうだ。

取材・文・写真/天野準子

(Lmaga.jp)

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