奈良で大行列のかき氷店、拡大し移転

夏だけでなく、冬まで行列ができる人気かき氷店「ほうせき箱」(奈良市)。もともとあった場所から徒歩1分の位置に、6倍の広さとなって3月21日に移転する。

かき氷専門店として、オープンから約3年。当初は、寒い時期用のメニューなども展開予定だったが、今や関西でも当たり前となった「エスプーマかき氷」(食材をムースよりも軽い泡のような状態に仕上げる調理法)をいち早く紹介し、瞬く間に行列ができる人気店へと成長。以降も、レモンを搾ると色が変わる「リトマス試験紙氷」(850円税別)など、新しい氷を次々と提案してきた。

ここのかき氷のために全国から訪れる人も多く、夏は朝9時の時点で整理券の配布が終了する日が続出。あまりの人気ぶりに、周辺のホテルと「ほうせき箱」のかき氷付き宿泊プランも企画したほど。また、クリスマス氷、お正月氷など、季節ごとのイベント氷を提案することにより、冬も連日満席となっている。

「本当にいろんなところからお客さまに訪れていただくようになり、もっと奈良のいいものに出合える場所になれば」と店主の岡田さん。これまでも、「植村牧場」のミルク、「東田中養蜂場」のハチミツ、「平井農園」の柿、市場流通していない「萩原いちご農園」から直接仕入れるなど、さまざまな奈良食材を使用してきたが、今後は周辺のお店ともコラボしながら、さまざまなメニューやイベントを展開していきたいとのこと。

移転後は行列の緩和を目指し、1台だった削氷機が2台に、席も2倍以上の37席に増加予定。8時半から整理券を配布し、売り切れ次第終了となる。販売コーナーも新たに登場し、かき氷グッズや、柿の葉茶「SOUSUKE」なども展開される。

写真/沖本 明

(Lmaga.jp)

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