本領発揮、宝塚歌劇星組の落語ミュージカル

コメディセンス抜群の星組トップスター・紅ゆずる主演で、宝塚歌劇でも珍しい抱腹絶倒の落語をミュージカル『ANOTHER WORLD』として 4月27日より上演。第104期初舞台生のお披露目公演となるショー『Killer Rouge(キラー ルージュ)』とともに、明るく華やかな舞台になりそうだ。

RAKUGO MUSICAL『ANOTHER WORLD』は、小劇場「宝塚バウホール」(兵庫県宝塚市)で落語をベースに話題作を送り出してきた演出家・谷正純によるオリジナル。「地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)」「朝友(あさとも)」「死ぬなら、今」など、死後の世界が舞台の落語噺をちりばめ、「あの世」で出会った康次郎(紅ゆずる)とお澄(綺咲愛里)らの純愛冒険物語を描く。

アドリブのきく大阪出身の紅が、大ネタ「地獄~」など上方落語の世界観をミュージカルで再現するのが見どころで、関西弁を活かして紅がどのように演じるのか期待がふくらむ。

『くらわんか』(2005年)では「幽霊ブギウギ!」と歌い踊るシーンなど、テンポのいい笑いと人情で観客を引き込んでみせた谷の作品。今作でもどこか憎めない落語発祥のキャラクターを、個性豊かな出演者が多面的にみせるだろう。

同時上演の『Killer Rouge』は、「Rouge(紅色)」をテーマカラーに、紅のエンターテイナーとしての魅力に迫るショー。今年10月20日開幕の宝塚歌劇台湾公演でも組み込まれている演目だけに注目だ。会場は「宝塚大劇場」(兵庫県宝塚市)、チケットは3月24日に発売。

文/小野寺亜紀

(Lmaga.jp)

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