大型ミュージカルに松下優也「歌う上でも言葉を大切に」

連続テレビ小説『べっぴんさん』(NHK総合)で野心的な実業家・栄輔役を演じ、鮮烈な印象を残した松下優也。音楽グループ・X4を中心に歌手としても活動する彼が、東京・大阪で今春上演するミュージカル『ロマーレ ~ロマを生き抜いた女 カルメン~』に出演する。

『黒執事』をはじめ、漫画を原作にした「2.5次元ミュージカル」の出演も多い松下。ミュージカルの舞台に立つことで、「音楽のライブで歌う上でも、より言葉を大切にするようになった」と語る。

「ミュージカルの歌って、その1曲のなかに何が詰まってるのか、っていうのは、すぐにわからないんですよ。たとえば3分間の曲でも、ストーリー上では何十年という時間を表しているかもしれないし、ほんの一瞬ハッ!と思った時間を表現しているのかもしれない・・・と考えることが多くなる。歌手活動だけでは、そこまで歌詞について考えてなかったと思います」

本作は、オペラでも有名な題材『カルメン』を新たな解釈で描き出すミュージカル。奔放なロマ族の女・カルメンを元宝塚歌劇団の花總まりが演じ、松下は彼女の愛におぼれて破滅するバスク人衛兵のドン・ホセを演じる。「この話で重要なのは、人種の違いによる問題。日本人は、そこの感覚をつかむのが難しいと思うので、観てる方にリアルに感じ取ってもらえるよう、大切に演じないといけないと思います」と抱負を話した。大阪公演は、4月11日~21日に「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ」(大阪市中央区)にて。

取材・文・写真/吉永美和子

(Lmaga.jp)

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