受け継がれる上方落語のDNA、吉本興業と米朝事務所が集結

米朝事務所、よしもとに所属する落語家が集う『落語バラエティー in NGK』が、2月23日に「なんばグランド花月」(大阪市中央区)で開催。桂米朝の魂と伝統を継承する一門と、タレントとしての横顔も見せるよしもと勢、それぞれの持ち味が披露される。

テレビに出演するなど全国的にその名をとどろかせた上方落語四天王の1人、三代目桂米朝が確立させた米朝一門。古い噺の復活や新作の発表など多くの功績を残し、桂ざこばや桂南光、桂枝雀ら多くの弟子を育て上げ、その精神は今なお、弟子から弟子へ脈々と受け継がれている。

一方の吉本興業も戦後に演芸の再興を果たし、笑福亭仁鶴を筆頭に、桂三枝(現・六代目文枝)、月亭八方らテレビで活躍する落語家を続々と輩出。活動の幅も寄席からメディアへと大きく広げていった。

今回の落語会では、米朝事務所から、連続テレビ小説『ちりとてちん』(2007年)で一気にブレイクし、安定的な人気を誇る桂吉弥や、2017年の『第3回上方落語若手噺家グランプリ』で優勝した最若手の桂米輝が出演。

よしもとからは、英語落語で世界をまたにかける桂かい枝、お笑い芸人から落語家に転身して10年の月亭方正、朝から深夜までテレビで見ない日はない月亭八光らが出演。

それぞれの事務所に所属する中堅から若手の落語家が大集合し、落語や大喜利などで盛り上げる。開催は夜7時より。

文/岩本和子

(Lmaga.jp)

関連ニュース

編集者のオススメ記事

関西最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス