映画のひとつの見方 高橋一生「提示できたと自負しています」

高橋一生をはじめ、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴、そして、リリー・フランキーら演技派がずらりと名を連ねる映画『blank13』。その先行上映会が17日、大阪市内の映画館でおこなわれ、主演の高橋が登壇。舞台挨拶をおこなった。

本作は、シネフィル(映画狂)としても知られる俳優・斎藤工が、「齊藤工」名義で監督した長編デビュー作。借金から13年前に蒸発した父の葬儀で、家族が知らない友人たちのエピソードの数々が、13年間の空白を少しずつ埋めていく家族の物語となっている。すでに海外の映画祭では数々の賞を受賞。日本での公開も待ち焦がれられている。

高橋が演じたのは、次男・コウジ役。本作の主人公ながら、セリフも少なく、表情も極端に乏しい。しかしその演技は、コウジの複雑で繊細な心の機微を訴えて余り有るものに。上映後に登場した高橋は、「考えるきっかけとか家族との関係性とか、どこか引っかかりとして持って帰ってもらえたら、僕がお芝居をしていてホントに良かったと思うときなんです。それを今日、みなさんが迎えてくださった拍手で感じました」と笑顔を見せた。

そして、「僕はこれ、ホントにいい映画だと思っていて。きっと観てくださった方ひとりひとりのなかに(なにかが)生まれてくる作品です。それもひとつの映画の見方です。その提示ができたと、僕は自負しています」と力強く語った高橋。映画は2月24日より、全国で順次公開される。

(Lmaga.jp)

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