龍真咲 初の女役は「憎くて仕方なかった役」

宝塚歌劇団退団後、ライブ活動を中心に活動していた龍 真咲。そんな彼女が『1789 ?バスティーユの恋人たち?』で、退団後初のミュージカルに出演、しかも初の女性役をつとめる。

フランス革命時のパリを舞台に、さまざまな階級の人々の運命を描いた本作。宝塚時代は革命に身を投じる主人公・ロナンを演じた龍だが、今回は彼とは敵対関係にあたるフランス女王、マリー・アントワネットを演じる。「ロナンを演じた時は、アントワネットが憎くて仕方がなくて。だからこのオファーをいただいた時はうれしさもありましたが、『できるかな?』と思いました」

ベルサイユ宮殿も訪れたという龍。実際に女王が使った部屋や、彼女が愛した別邸「プチ・トリアノン」を見学したことで、アントワネットの心境が少し見えてきたという。

「寝室のデザインは温かいはずなのに、それが逆に痛切だったり、残酷なものであるように見えたのが興味深くて。プチ・トリアノンも、もう1つ自分の館を持つほど追いつめられていたのか、それともただ自由奔放だったのかと、いろいろ考えましたね。想像だけではわからないところにも触れることができたので、感覚的に上手く(役に)いれられたらと思います」

本作については「どの役に感情移入するかによって、物語の見え方が大きく変化するのが1つの魅力。いろんな役に興味を持っていただければ」と語った龍。大阪公演は、6月2日~25日に「新歌舞伎座」(大阪市天王寺区)にて。なお、龍は凰稀かなめとのWキャスト、スケジュールは公式サイトで要確認。

取材・文・写真/吉永美和子

(Lmaga.jp)

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