現代の「ヌード」作品、大阪・福島に集結

2008年に誕生した「堂島リバーフォーラム」(大阪市福島区)。さまざまなイベントがおこなわれるこの会場で、第2回『DOJIMA RIVER AWARDS 2017-NUDE-』が、12月18日から「ヌード」をテーマにおこなわれます。

「ヌード」、それは人間の生のままの姿であり、古今東西の美術表現において最もベーシックな主題の一つです。一方、現代の表現においてヌードとは、必ずしも人間の外見を表したものとは限りません。人間の内面世界や時代精神、現代の諸問題を真摯に問う作品もまた、ある種のヌードと言えるのではないでしょうか。

昨年から実施されている「堂島リバーアワード」では、毎回テーマを掲げてアート作品を表彰し、クリエーターの発掘と育成支援をおこなっています。第1回は「日本画」でしたが、今回は「ヌード」。眞田一貫(イッカン・アート・インターナショナル オーナー)、高橋明也(三菱一号館美術館 館長)、立川直樹(プロデューサー)、ニコラ・マイヨッキ(写真家)を審査員に招き、10月に審査を実施。大賞1名、優秀賞1名、堂島リバーフォーラム賞1名などの入賞・入選者30名を選出しました。絵画、写真、彫刻、立体など、多彩な表現を通して現代の「ヌード」について考える絶好の機会となるでしょう。

なお堂島リバーフォーラムのギャラリースペース(4F)では、今回の審査員の1人、ニコラ・マイヨッキの写真展が同時開催(一 般500円)。世界的ブランドの広告や名だたるメディアで活躍している彼の作品も併せて楽しめます。期間は12月27日まで。

文/小吹隆文(美術ライター)

(Lmaga.jp)

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