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作家と学生が協働、尼崎で初の試み

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若手作家・野原万里絵の個展『□△も積もれば〇となる』が、12月9日からギャラリー「あまらぶアートラボ A-Lab」(兵庫県尼崎市)でおこなわれます。同ギャラリーが初めて地域の大学と連携しておこなう展覧会で、園田学園女子大学の学生たちが作家と協働して、作品制作や展示の設営に参加しています。

野原は2013年に京都市立芸術大学大学院を修了し、個展や国内の様々な企画展、アートイベントで活躍しています。彼女の作品は人や街などの「型」「輪郭」をキーワードにして、そこから生み出した形からテンプレートを作り、それらを複製する、重ねる、ずらす、消すなどを繰り返して作られています。作品には取材した地域の空気感や時間、物語、人々の営みが凝縮されており、作家自身ですらコントロールできない偶然性も大きな魅力です。

今回、野原は園田学園女子大学の遺跡発掘現場から着想を広げ、学生たちとの協働作業で作品を作り上げました。制作過程でインスタグラムを活用し、弥生時代から現代に至る尼崎の人々の生活から収集した痕跡や、時が蓄積したシルエットから「まちの形」などを表現したインスタレーションを展開しているのです。なおインスタグラムへの投稿は、会期中、広く一般からも受け付けています。

また関連イベントとして、12月16日にアーティスト・トーク、1月13日に公開制作とワークショップを実施(申込不要)。公開制作ではインスタグラムで収集した形を作品に取り入れ、広げていく予定。制作過程を生で見たい人は、この日に出かけるのがおすすめです。

文/小吹隆文(美術ライター)


(エルマガジン)

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