神戸ベイエリアのホテルでアートフェア
神戸港の中突堤にある「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」(神戸市中央区)を会場に、アートフェア『神戸アートマルシェ2017』が9月29日から10月1日までおこなわれます。
2009年から始まった『神戸アートマルシェ』は、関西を代表するアートフェアのひとつです。特徴は、幅広いジャンルの作品が見られること。今年は地元・兵庫のほか、東京、大阪、京都、奈良、愛知、福岡、岐阜、台湾などから27画廊が参加し、プロの審美眼をクリアしたクオリティの高い作品を展示・販売します。
アートフェアの魅力は、一度に多くのアーティストや画廊と知り合えること。普段は画廊に行かない人でも、アートフェアなら大丈夫です。気軽に会場を訪れて、美術館とは違うアートワールドを体験してください。ここから画廊デビューを果たした人も大勢います。
こちらの楽しみはまた、神戸港を一望できるホテルのロケーション。この素晴らしい眺めはほかののアートフェアでは味わえません。また、新人アーティストの発掘と支援を目的にしたプロジェクト「ARTIST meets gallery in KAM」や、日本一の酒どころ・灘五郷の銘酒が試飲できる「ART meets SAKE」、英国紅茶アーマッドティーが楽しめる「アーマッド・ティーラウンジ」があるのも「神戸アートマルシェ」ならではです。アートフェアを軸に食事やショッピングなどの街遊びを組み合わせれば、楽しみはさらに広がります。この機会に神戸の魅力を満喫してください。料金は3日間通し券1000円。
文/小吹隆文(美術ライター)
(Lmaga.jp)