奈良の蓮寺を巡り 期間限定ご朱印

蓮の花が美しいことで知られる、「喜光寺」(奈良市菅原町)「唐招提寺」(奈良市五条町)「薬師寺」(奈良市西ノ京町)は、奈良市西部の「西ノ京エリア」に位置するお寺。この三ヶ寺を結ぶ「歴史の道」が、夏のひと時だけ『ロータスロード』と呼ばれ、特別ご朱印めぐりが人気を集めている。

蓮の開花は午前中ということもあり、各寺では事前予約制で早朝参拝も実施。なかでも県下で蓮寺として名高い喜光寺では、7月の土日祝のみ7時から開門し、約250鉢の蓮を楽しむことができる。「昨年のパンフレットで知った」と喜光寺を訪れた三重県四日市の70代男性は、「西ノ京は55年ぶり。美しい蓮を実際に見たくて2回目の修学旅行として訪れた。朝から巡って気持ちよかった」とうれしそうに話した。

各寺で見ごろが異なるため、開催期間を通して蓮の花を楽しめる同イベント。奈良市観光協会の白川さんは、「今年のピークは6月下旬から7月下旬頃で、種類によっては8月頃までも見られます。今年はロータスロード上の西大寺でも蓮が楽しめ、それぞれ異なる蓮の見せ方を楽しんでいただきたい。また、薬師寺白鳳伽藍の復興事業で主要堂塔のひとつである食堂(じきどう)が落慶法要されたばかり。7月1日から一般公開(有料)されるので、ぜひ蓮と一緒に拝観してもらえれば」と見どころを話す。

ご朱印巡りは8月16日までで、各寺の蓮にちなんだ期間限定のご朱印と散華(仏を供養するための蓮の花弁型の紙)をいただけるのは、特別ご朱印帖がセットになった「三ヶ寺共通拝観券」3200円が必要。3000枚限定で各寺拝観受付や奈良市総合観光案内所などで販売している。7月にはJR奈良駅・近鉄奈良駅から三ヶ寺を巡り、写経体験がセットになった定期観光バスも運行(奈良交通)。仏都奈良で、蓮と仏様の極楽浄土を体感してみては。

取材・文・写真/いずみゆか

(Lmaga.jp)

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