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京都でミック・ロックによるデヴィッド・ボウイ写真展

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音楽家の枠を越え、アート、ファッション、文化、社会に大きなインスピレーションを与え続けた、類い希なるアーティスト、デヴィッド・ボウイの写真展が、6月17日から「ホテルアンテルーム京都」(京都市南区)にて開催される。

このイベントは今年1月から4月、熱狂を巻き起こしたデヴィッド・ボウイの大回顧展『DAVID BOWIE is』と連動して、東京・原宿「VACANT」でのみ開催された『DAVID BOWIE by MICK ROCK』の巡回展となるもの。デヴィッド・ボウイの姿を、彼のキャリアの初期から写真に収め続け、ほかにもシド・バレット、ルー・リード、イギー・ポップなど、時代のアイコンたるミュージシャンを撮影し、『70年代を写した男』と称されたフォトグラファー、ミック・ロック。

ふたりが運命的な出逢いを果たしたのは、ボウイの経歴のなかでも最重要期と呼ばれる、彼の別人格「ジギー・スターダスト」時代。その舞台の表裏に立ち会い続け、「ミックは僕が自分自身を見るのと同じ視線で僕を見てくれてる」とボウイに言わしめた彼は、時代の証言者としてだけでなく、アーティスト自身が創作するペルソナを理解し、カメラを通して彼らと対峙することで、その存在を高めるべくクリエイティヴィティを発揮した。

本展は、彼が捉えたさまざまな表情を見せるボウイの写真約50点とともに、2002年にアメリカ・ニューヨークの「ミルクスタジオ」でおこなわれた、ミックとボウイの最後のフォトセッションを記録した映像を公開。ロックスターであることがアートだったスリリングな時代に、2人の奇才が果たした奇跡のコラボレーションが体感できる、貴重な機会となりそう。

また、本展に先駆けて5月31日から「ジェイアール京都伊勢丹」(京都市下京区)では、『DAVID BOWIE by MICK ROCK』からよりすぐった作品を展示。『DAVID BOWIE is』オフィシャルグッズのポップアップ・ショップも登場するほか、山本寛斎が制作し、デヴィッド・ボウイが着用した衣装「トーキョーポップ(KABUKI)」を特別展示する。『DAVID BOWIE is』に行き損ねて、地団駄を踏んでいたファンはもちろん、デヴィッド・ボウイって誰?という人も、一歩足を踏み入れれば、グラマラスで壮大なロマンを掲げ、自分と世界に魔法をかけつづけた真のアーティストのめくるめく世界にきっと魅了されるはずだ。

文/井口啓子


(エルマガジン)

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