ヴァン クリーフ&アーペルと日本工芸が、京都で共演

フランスを代表するハイジュエリー・ブランド「ヴァン クリーフ&アーペル」。『技を極める ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸』と題した展覧会が、4月29日より「京都国立近代美術館」(京都市左京区)でおこなわれます。同社では年に1度、1カ国、1都市、1美術館で展覧会を開催しており、2017年の舞台が日本の京都というわけです。

宝石カット職人のアルフレッド・ヴァン クリーフと宝石商の娘エステル・アーペルが結婚し、1906年にパリで創業した「ヴァン クリーフ&アーペル」。独自のスタイルと創造性、優れた技術を持つ同社は、1925年の『パリ万博』で薔薇のブレスレットが金賞を受賞、1956年にはモナコ大公とグレース・ケリーの成婚にあたりモナコ公国公式御用達に選ばれるなど、輝かしい実績を誇ります。

本展では、同社の歴史や制作技術の変遷が窺えるハイジュエリー約270点を展示するほか、日本の明治・大正期に作られた超絶技巧の工芸作品(七宝、陶芸、漆芸、金工など)約70点を展示予定。ハイジュエリーと日本の工芸作家の作品を組み合わせて展示することにより、仏日文化の融合と新たな可能性の模索もおこなわれます。工芸ファンなら見逃し厳禁の展覧会です。

文/小吹隆文(美術ライター)

(Lmaga.jp)

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