謎の生物ミニオン、USJ導入の訳

2014年の『ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター』(投資額約450億円)をはじめ、『任天堂ワールド』(同約500億円)を2020年までにオープン予定など、次々と新企画を立ち上げる「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)。そんななか、4月21日には新エリア『ミニオン・パーク』(同100億円)をオープンさせる。新エリア導入の理由を、同社マーケティング部の黒川浩延部長に話を聞いた。

ミニオンとは、ユニバーサル・ピクチャーズ配給の3Dアニメ映画『怪盗グルー』シリーズに登場するキャラクター。日本語吹き替え版で笑福亭鶴瓶が声を演じる主役・グルーの手下として、ドジだが精一杯ボスに尽くす愛嬌ある姿が人気を集める。1作目の『怪盗グルーの月泥棒』(2010年)、続く『~ミニオン危機一発』(2013年)と脇を固めたが、2015年にスピンオフとして彼らが主人公の映画『ミニオンズ』が公開。それにあわせて「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」では同年3月、ミニオンのストリートショーを開始し、以降ハロウィンやクリスマスなどイベントごとにミニオンを登場させてきた。

黒川部長は、「『ミニオンズ』は全世界で10億ドル以上の興行収入をあげており、日本だけでなく海外でも人気のあるキャラクター。子どもから大人まで人気がありますが、私たちは特にファミリー層にターゲットを絞っています。(2015年にリニューアルしたファミリーエリア)『ユニバーサル・ワンダーランド』に加え、もっとファミリー層にアピールするため、ミニオンの大きなエリアを立ち上げて強化をはかります」と導入の理由を話す。

黄色い体にオーバーオールが特徴で、誰でも気軽にコスプレできることから、パークには多くのファンがその衣裳で訪れる。「ミニオン・グッズは3人に1人は買ってくれている。また、イベントにミニオンを加えたことで集客にも成功してきた。ミニオンの人気に託していけるか、ステップ・バイ・ステップでやってきて、十分成功できるのではと考えている」と黒川部長は自信を持つ。19日におこなわれたセレモニーには鶴瓶をはじめ、約1500人ものファンがオープンを祝い、その人気は確か。7月には最新作『怪盗グルーのミニオン大脱走』の公開も控え、相乗効果でさらに注目が集まりそうだ。

(Lmaga.jp)

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