大阪・天王寺を疾走、ツール・ド・フランダース
自転車ライフをより豊かにするベルギー・フランダース流の市民参加型イベント『ツール・ド・フランダース in 大阪』が3月26日、大阪市天王寺区で開催された。2016年にベルギーと日本の友好150年を記念して開催され、今回で2回目となる。
この『ツール・ド・フランダース』は、フランダース地方で100年続く伝統的な自転車レース。「公益財団法人フランダースセンター」館長で、実行委員長のベルナルド・カトリッセさんは、「日本では自転車を移動手段の道具として認識している人が多いが、自身の住んでいる地域を知り、非日常を楽しむ、旅をするような感覚で楽しむのがベルギー流。このイベントを通してその魅力を知ってもらいたい」と語る。
コースは大阪・天王寺区内で設定され、「国際交流センター」をスタートし、真田幸村像と真田抜け穴跡のある「三光神社」、珍しい石畳の道路がある「真田山公園・スポーツセンター」から「産湯稲荷神社」をめぐる約5km。距離が短いこともあり、子連れで参加する人も多く見られた。
家族で参加した谷本知子さんは「今回のコースは馴染みの土地。でも訪れたスポットはまったく知らないところだった。歴史的な価値のある場所もあり、いろいろな再発見ができました」と笑顔。本イベントは来年もさらに充実させた内容で開催される予定だという。
取材・文・写真/岡田由佳子
(Lmaga.jp)