漫画家・しりあがり寿、謎の「回転」作品を発表

『弥次喜多 in DEEP』『地球防衛家のヒトビト』『あの日からのマンガ』などで知られる漫画家・しりあがり寿。近年はエッセイ、演劇、音楽、ゲームなどにも力を入れている彼が、「回転」をテーマにした『しりあがり寿の回・転・展』を、1月14日より「伊丹市立美術館」(兵庫県伊丹市)で開催します。

展覧会は、漫画にフォーカスしたパートと、回転をテーマにしたパートの2部で構成されています。前者は、代表作の原画、墨絵のインスタレーション、彼が「ゆるめーしょん」と名付けた映像インスタレーション約70点を展示。後者は、ヤカン、美術作品、映像、日用作品など、あらゆるものを回してしまう回転作品約10点(うち1点は伊丹だけの特別出品)となります。

ヘタウマ風の絵とシュールな世界観で知られるしりあがり作品ですが、その根底には、現代社会に対する批評精神、弱者に寄り添う姿勢が感じられます。そんな彼が提示する「回転」の意味とは? 会場で作品を見て、その真意を考えてみましょう。

文/小吹隆文(美術ライター)

(Lmaga.jp)

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