京の伝統をガラスに封じ込めたアート展

京友禅の着物や西陣織の帯そのものをガラスに封じ込めた、今までにないガラスアート「和硝子」の新作を多数展示した特別企画展が、2017年1月6日から「和硝子屋 京都祇園ギャラリー」(京都市東山区)で開催される。

「和硝子」とは、日本の伝統技術で作られた最高の美術作品である着物や帯の技術を伝承するため、3年前に作られたもの。美しい柄があしらわれた着物や帯をガラスと樹脂でサンドして真空状態にし、窯に長時間入れて作られており、内部の生地を傷めない特殊な技法は特許も取得している。

今回の初春の特別企画展示では、「曲げ硝子」の新作が中心となる。曲線を描く硝子は非常に難しく、10月24日から開催された『TOKYO DESIGN WEEK「百人展」』出展の直前に、たまたま成功することができたそう。担当者は「初めてご覧になられる方は、今まで見たことのない作品にびっくりされます。美しく、素晴らしい作品が見られる機会です」と話す。新しい日本最高の美術作品を見に訪れてみて。

取材・文/岡田由佳子

(Lmaga.jp)

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