ここがポイント
営業職での辞めたい気持ちは甘えではなく、自己成長の第一歩です。自己分析を行い、自分に合った職種を見つけるためのキャリアカウンセリングを受けることが重要です。新たな職種への挑戦を恐れず、自己の可能性を広げる準備をしましょう。自分に合った職種を見つけることが、本当の幸せなキャリア形成に繋がります。
営業職を辞めたいと考えるのは甘えだと思っている方は多くいます。
しかし、人には向き不向きがあり、営業職が向いていないと感じているのであれば、辞めて違う職種で働くべきです。
この記事では、営業職を辞めたい気持ちは甘えなのか、甘えじゃないのかを、アンケートやネット上の口コミを参考に探っていきます。
早速、営業を辞めたいという気持ちは甘えなのか?について解説をしていきます。
下記の内容を調査した結果、「営業を辞めたい」という気持ちは甘えではありません。
仕事を辞めたいと感じているとき、「甘え」なのか悩む人もいると思います。もしくは上司や同僚に「仕事辞めたい、なんて甘えだ」と言われている人もいるでしょう。そこで仕事を辞めたいのは甘えなのか?転職したほうが良い判断基準について解説しています。
参考【必見】営業を辞めたいのは甘え?辞めるべき人と続けるべき人の違い
日本労働調査組合は、2021年9月に『 営業職の退職動機に関するアンケート 』を全国20~49歳の営業職に就く531名対象に実施しました。
アンケートによると、「最近退職を検討した」と回答したのは全体の69.6%となっており、多くの営業マンが今いる企業から退職したいと考えていることが分かります。
年齢別に見てみると、辞めたいと思っているのは20代が最も多いようです。
退職検討理由として多かったのは、『給料が安い』ことです。
退職検討理由 | 割合 |
---|---|
給与が安い | 33.5% |
将来が不安 | 31.7% |
モチベーション維持 | 30.9% |
上司や会社のプレッシャー | 23.4% |
休みが休みにならない | 22.8% |
成果が上がらない | 22.5% |
長時間労働 | 21.7% |
営業が苦手 | 21.5% |
上司が嫌い、苦手 | 20.6% |
コミュニケーションが苦手 | 19.0% |
商品やサービスに自信が持てない | 18.4% |
その他 | 1.7% |
懸念や不安はない | 7.6% |
アンケートに回答した営業マンの約7割が辞めたいと考えているという結果が示す通り、”辞めたい=甘え”という図式は成り立たないようです。
ここでは、ネット上に投稿されている営業マンの本音を紹介します。
辞めたいと考える営業マンの本音を知ることで、辞めたいという気持ちが決して甘えではないことが具体的に分かるはずです。
営業職は、業務内容を考えると給与が低く設定されています。
インセンティブ(歩合給)があれば良いのですが、設定されていない企業も多いです。
忙しくて休憩が取れないこともある営業職にとって、給与やボーナスが低いことはモチベーションの低下に繋がります。
営業職は、知らない人と接する機会が非常に多いです。
飛び込み営業や電話での営業など、一定以上のコミュニケーション能力が求められます。
長く続けていくのであれば尚更です。
営業職は頑張ったり、勉強したりすれば必ず成績が上がるものではありません。
さらに、営業成績は変動するため、成果が出ないと大きなストレスになります。
仕事が上手く行かずに辞めたいと考えるのは当然のことです。
成績に変動がある職種にも関わらず、成績が芳しくないと上司から怒られるといった内容の投稿もネット上にはたくさんあります。
同僚などと比較されることも大きなストレスです。
営業職は成績が明確になることから、同僚などと比較されやすい職種です。
また、企業の利益を担っていることもあり、上司によっては営業成績によって部下への接し方を変えている人もいます。
そういった上司や周囲との人間関係に対して嫌気が差すことも多いです。
営業職に限らず、仕事を通じて向き不向きを知ることができます。
営業職は、常に成績や他社との比較が付いて回るストレスの大きい職種です。
向いていないことが分かったら、心身の病から守るという意味でも、キャリアチェンジを検討することをおすすめします。
給料が安い
知らない人に営業するという業務内容がツライ
頑張っているのに営業成績が上がらない
上司との関係性がきつく感じる
そもそも営業職が向いていないことに気付いた
仕事を辞めたいと言えないままでいる人も多いです。そこで、「仕事を辞めたいのに言えない」主な理由と対処方法を紹介しています。
営業を辞めたいと考えることは、甘えではないです。
もし、「甘え」だと感じて悩んだり落ち込んだりしているのであれば、次のステップに行くための過程と考え、動き出すことを検討して良い時期であると言えます。
営業職が向いていないのならキャリアチェンジを、営業職は好きだけど、職場の人間関係や待遇面での不満があるのなら他社への転職がおすすめです。
営業を辞めたいという気持ちを甘えと断じる人であっても、転職して生き生きとしている姿を目の当たりにすれば、「転職して良かったね」と思ってくれるようになります。
また、希望に近い転職を成功させることができれば、自身にとって生活と仕事に対するモチベーションのアップになるはずです。
転職活動をはじめたら『転職エージェント』の利用をおすすめします。
転職エージェントなら、仕事を続けながら転職活動を行うことが可能です。
また、数多くの求職者をサポートしてきたキャリアアドバイザーが相談に乗ってくれます。
・キャリアアドバイザーとの面談
・希望に合った求人のピックアップ
・非公開求人情報の提案
・WEBサービス、オンラインツールの提供
・各種セミナー、イベントの開催
・企業への「推薦状」の送付
・面接対策
・必要書類の添削
・面接の日程調整や書類の送付
・内定を獲得した企業との条件交渉
仕事に対する相談をしてみて、客観的に今の仕事を続けた方が良いのか、それとも転職した方が良いのかを判断してくれます。
「営業を辞めたい」という気持ちが甘えなのか、甘えじゃないのかを確かめてみるのにも最適です。
転職エージェントには、得意な業種・職種や条件があります。
有名な転職エージェントにとりあえず登録するのではなく、自分の希望に近い業種や条件にマッチしている転職エージェントかを調べて登録するのが重要です。
ホームページや口コミで確認できます。
転職エージェントごとに保有している求人が異なります。
複数の転職エージェントに登録することのメリットは、より多くの求人を得たり、サポートを受けられたりできることです。
サポートや求人の質、キャリアアドバイザーとの相性を確認し、最終的に利用する転職エージェントを1~2社に絞ることで、納得して転職活動に励めます。
転職サイトタイプ | 転職エージェント |
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エリア | 全国・海外 |
おすすめポイント |
・業界最多の求人保有数 ・業界ごとに専任のキャリアアドバイザーが在籍 ・オンラインツール『職務経歴書エディター』が便利 ・一部の条件、業界に関しては専用サービスを設置 |
公開求人情報 | 176,067件 |
非公開求人情報 | 226,391件 |
サポート期間 | 3ヶ月 |
リクルートエージェントは、業界最多の求人数を誇る転職エージェントです。
非公開求人を常時10万件以上保有しており、キャリアチェンジに最適な未経験歓迎求人からキャリアアップ案件まで対応しています。
業種ごとに専任のキャリアアドバイザーがいるのも強みです。
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また、リクルートエージェントの『職務経歴書エディター』機能は非常に便利です。
職務経歴書エディターは、ネット環境があればパソコン・スマートフォン・タブレットから職務経歴書が簡単に作れるオンラインツールで、リクルートエージェント利用者であれば、途中保存ができます。
転職サイトタイプ | 転職エージェント・求人サイ |
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エリア | 全国・海外 |
おすすめポイント |
・求人情報の更新曜日が決まっている ・IT業界に強い ・オンラインツールやコンテンツが充実 ・国内最大級の転職フェアを開催 |
公開求人情報 | 130,192件 |
非公開求人情報 | 37,052件 |
サポート期間 | 3ヶ月 |
dodaは、IT業界を中心に幅広い業界をカバーしています。
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dodaエージェントが提供するサービス内容の解説と合わせて、利用者がdodaエージェントに感じているメリット・デメリットを、ネット上にあるリアルな口コミと評判をもとに紹介しています。
転職サイトタイプ | 転職エージェント |
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エリア | 全国・海外 |
おすすめポイント |
・20代~30代のITエンジニア未経験者を支援 ・無料スクールに通いながら転職活動ができる ・提出書類が作れるWEBサービス『レジュメ』を提供 ・チャットで担当者と気軽にやり取りができる |
公開求人情報 | 52,562件 |
非公開求人情報 | 非公開 |
サポート期間 | 無期限 |
20~30代で営業職を辞めたいと考えている方には、ワークポートをおすすめします。
IT・WEB・ゲーム業界の求人を中心に、クリエイティブ職種やメーカー企業の求人を多く扱っており、若者を中心に人気です。
未経験歓迎の優良求人を保有しているワークポートでは、ITエンジニア未経験者の転職には特に力を入れて取り組んでいます。
ワークポートでは、ITエンジニアにプライベートでも触れたことがない”完全未経験者”を対象とした無料のスクール『みんスク』を運営しており、エンジニアとしての学習と並行して転職活動をすることが可能です。
教室には講師がいるものの、基本的には独習スタイルで時間に決まりが無く、仕事終わりや休日を利用して学習できます。
仕事・勉強・転職活動に励むことで、甘えという考えを払拭できます。
転職サイトタイプ | 転職エージェント |
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エリア | 全国・海外 |
おすすめポイント |
・4年連続で顧客満足度調査「転職エージェント」1位を獲得 ・女性転職専門チームがある ・20代~40代のキャリアアップ求人が豊富 |
公開求人情報 | 39,598件 |
非公開求人情報 | 非公開 |
サポート期間 | 6ヶ月 |
オリコン顧客満足度調査で4年連続で1位を獲得しているパソナキャリアは、経験者の年収アップに向けたサポートに長けている転職エージェントとして支持されています。
営業職は続けたいけれど、会社が合わない、業種転換したいという方におすすめです。
反対に、キャリアチェンジを検討している方は、たくさんの求人を得ることができない可能性があります。
・ 新卒者等、就業経験がない方を対象とする求人
・ 長い就業経験を持ちで上級管理職経験がない方を対象とする求人
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・ 企業が求める経験に対して、直近継続しての経験が短い方を対象とする求人
・ 経験社数が多い方を対象とする求人
・ その他、下記分野の求人
- ドライバー・車掌・郵便配達・船員
- 警備員・ビル管理人・清掃員
- 建設・港湾運送関連業務
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出典:パソナキャリア
パソナキャリアはサポートの質の高さが評判です。
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エリア | 全国(関東・関西がメイン) |
おすすめポイント |
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公開求人情報 | 35,704件 |
非公開求人情報 | 34,658件 |
サポート期間 | 無期限 |
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キャリアチェンジとキャリアアップ、どちらを検討している方であっても、しっかりとサポートをしてもらえます。
利用者が投稿したマイナビエージェントの口コミや評判をもとに、多くの人が利用するマイナビエージェントの特徴やメリット・デメリットなどを解説しています。
参考営業を辞めたい…は甘え?我慢すべき人と転職すべき人の線引きライン
営業を辞めたいのは甘えなのか、甘えじゃないのかについて見て頂きました。
多くの営業マンが営業職を辞めたいと回答したアンケートがあるように、営業職は非常に大変な仕事ですので、辞めたいと考える人がいても不思議ではありません。
「営業辞めたい=甘え」と思わず、しっかりとキャリアプランを考え、目標や希望を実現するための行動をすることをおすすめします。
転職を決意したのであれば、転職エージェントの利用は有効な手段です。
リクルートエージェント|転職の検討をはじめたら最初に登録すべき転職エージェント
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パソナキャリア|営業職でキャリアアップを目指す
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営業で辞めたいと感じることは、自分がその職種に向いていないことを感じている可能性があります。営業職はコミュニケーション能力や自己管理能力が重要となり、ストレスやプレッシャーが多い職種であるため、自分に合わないと感じることは決して甘えではありません。そのような場合、自分の性格や能力に合った別の職種を考えることが重要です。
営業職から転職する際には、自分の興味や経験を活かせる新たな職種を選ぶことが大切です。例えば、営業とは異なる人間関係を求められないクリエイティブな職種や、分析や論理的思考が必要とされる職種が適しているかもしれません。
甘えることなく、自分のキャリアの方向性を見つめ直し、適切なキャリアカウンセリングを受けることも考えましょう。自己分析をすることで、自分に合った職種や求められるスキルを見つける手助けになるでしょう。
その上で、新たな職種への挑戦や学びを恐れずに、自分の可能性を広げていくことが大切です。転職活動で多くの情報収集や人脈づくりを行い、自分に合った職種を見つけるための準備を行いましょう。
結局、営業で辞めたいと感じることは、自己成長や幸福を追求する一歩であり、甘えではないと考えるべきです。自分にぴったりの職種で活躍できるようなキャリアパスを見つけることが、本当の幸せなキャリア形成につながります。
営業職での辞めたい気持ちは甘えではなく、自己成長の第一歩です。自己分析を行い、自分に合った職種を見つけるためのキャリアカウンセリングを受けることが重要です。新たな職種への挑戦を恐れず、自己の可能性を広げる準備をしましょう。自分に合った職種を見つけることが、本当の幸せなキャリア形成に繋がります。