白岡ミラクル4強!昨秋&今春初戦敗退
「高校野球・埼玉大会準々決勝、白岡10-9埼玉栄」(25日、市営大宮)
昨秋も、今春も埼玉県大会ブロック予選で初戦敗退の白岡がベスト4入り。この夏初戦で、新チームの公式戦初勝利を挙げると、準々決勝の大舞台でも強豪私学を撃破。鳥居俊秀監督(39)は「粘り強かった。今まで見たことのないような最高のゲーム。想像以上の力を発揮してくれました」とたたえた。
ミラクル逆転は3点を追う八回だ。埼玉栄がエースを温存、乱調の先発投手から先制し、中盤までに5点リードを奪ったが、逆転を許した。それでもうつむかない。「こういう終盤勝負はうちの得意なところ」。誰もがそう信じてつないだ。ヒットと四球から無死満塁とし、谷中のタイムリーなどで追い上げ、最後は二ゴロが敵失を誘い、再逆転した。
準決勝は、今春センバツに出場し、春の関東王者でもある浦和学院との顔あわせ。「自分たちは公式戦で1勝もしていなかったチームだし、シードでも、私学でもないのでプレッシャーはない。思い切っていこうと思う」と平塚主将。県内無敵の強敵に、ひるむことも気負うこともなく戦うだけだ。