こんにちは、栗東・山本ユウキです。今週は土曜まで栗東で居残り取材。とはいえ、記者席のテレビでレースはちゃんと見ています。しっかり馬券も負けています。これだけ当たらない日はしんどいです…。

　今週はチャンピオンズＣ。詳しい見解は日曜付の表面予想をご覧いただければと思いますが、本命は◎オーヴェルニュ。実はこの馬、メンバーで唯一テーオーケインズに勝ったことがあるんですよ。

　２０年１２月のベテルギウスＳ。当時、テーオーケインズは３歳で、１番人気とはいえまだ３勝クラスを制したばかりの存在。対するオーヴェルニュはリステッド初Ｖの勢いそのままに挑んだ一戦でした。

　レースは先に抜け出したオーヴェルニュが、ケインズの追い上げを頭差しのぎ切った形。それでも、オーヴェルニュを担当する梅内助手は「あのレースで、“これは化け物だ”と思いましたね」と振り返ります。

　馬体からしてモノが違ったそう。負かしたにもかかわらず、大物の相を感じ取る。梅内助手のジャッジ（馬の状態など）は結構合っているという印象でしたが、そういう部分まで分かるとは…。さすがです。

　その予感通り、ケインズはＧ１を３勝し、今では日本ダート界のトップホース。ただ、今回の◎オーヴェルニュは相当いい。逆転できるチャンスかも？

　「一頭化け物がいますからね」。そう謙そんしますが、通用しても不思議ではないと信じています。