ケイバ熱盛ブログ「栗東のエネイブル」(1月14日)

 こんにちは、栗東・山本です。突然ですが、トレセンでエネイブルを発見しました。はい、うそです。でも、エネイブルをほうふつとさせる馬を見つけました。土曜中京6R(2000メートル)でデビューを迎えるヒャッカリョウラン(牝3歳、栗東・友道)です。

 エネイブルといえば欧州の名血・サドラーズウェルズの3×2という強烈なクロスが印象的。人間で言うならば、父方のひいおじいちゃんと、母方のおじいちゃんが同じというもの。そんなキツいインブリードが計り知れない爆発力を生み出し、17、18年の凱旋門賞連覇を含むG1・11勝という華々しい成績を残しました。

 ヒャッカリョウランもそれに近いものを感じます。血統表を見ると、アーバンシーの2×3というとんでもないクロスが。人間なら父方のおばあちゃんと、母方のひいおばあちゃんが同一人物ということです。アーバンシーは牝馬にして93年の凱旋門賞ウイナー。半弟に00年英2000ギニー覇者キングズベストを持ち、繁殖入り後はガリレオ、シーザスターズなどG1馬4頭を輩出した、ヨーロッパの超超超超良血馬です。そんな世界的な名血の濃い~クロスを持つ馬が、まさか日本にいるなんて…。さすがはキーファーズさん。

 これだけ欧州色が強い血統なので、日本の高速馬場は合わない?いや、そうでもないようです。大江助手いわく、「軽さがあって日本の馬場にも適応してくれるのでは」とのこと。「まだ成長待ちの部分はありますが、やるごとに良くなっています。馬自身、走ることに対して真面目で積極的。調教もしっかりできて、ここまで来られました」と初戦としては仕上がった印象。まずはどんな走りを見せるか注目です。

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