ケイバ熱盛ブログ「プヨプヨ」(11月30日)

 こんにちは。“I LOVE 谷厩舎”こと栗東・松浦です。今週は全休明けの火曜から取材しております。トレセンでは、何やらあすの1日が粗大ゴミの収集日らしく、午後に大掃除が行われる厩舎が多々あるようです。こんな時、厩舎人からすればゴミかも知れませんが、競馬ファンにとってはレアなお宝がゴロゴロ…なんてことも。あ、絶対に売ったりしませんよ、私は!

 きょうもふらっと谷厩舎に寄ると、ヨカヨカでおなじみの川端助手の姿がありました。聞けば、ヨカが療養しているトレセン近郊の島上牧場には、毎日のようにお見舞いに行っているそうです。

 先週の水曜日。谷師から「(ケガをしてから)ちょうど2カ月になるので、レントゲン検査をする予定。この先はその結果次第だけど、まだ種付けまでに時間はあるから、こっちでゆっくり治してもいいかなと思っている」とは聞いていた。

 週が明けて、川端さんによると、まだ検査の結果は出ていないようですが、「そうそう。ヨカは変わったよ。体形がだいぶ変わった。ヨカヨカと言うよりもプヨプヨ(笑)。全体的に丸くなった」と笑顔で話していました。

 動けない分、プヨっとするのは仕方のないことでしょう。それでも、川端さんはむしろその状況に感心していました。「2カ月間もずっと馬房にいて、だいぶストレスもたまっているはずだけど、ご飯をきちんと食べて、我慢もしている。元気に走っている時も思っていたけど、やっぱヨカの精神力はすごいよ」。

 恐らく、缶詰め状態の今は与えられるご飯だけが楽しみな日々…。想像すると、なかなか耐えられるものではありません。そう思うと、川端さんの言葉にも納得。改めて、重賞を獲る馬は並ではないな、と感心させられました。

 別れが近づくのは寂しいけれど、広い北海道の牧場でヨカが元気に駆け回る姿を想像すると…わがままも言っていられません。皆さんも、プヨっとしたヨカの姿を思い浮かべながら、早期の回復をお祈りいただければ幸いです。

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