ケイバ熱盛ブログ「ダイヤモンドはどこにある?」(4月21日)

 栗東・井上です。皐月賞はいかがでしたか?ワタクシの予想は○△◎でした。直線で“2着はある”と思った◎ステラヴェローチェでしたが、最後は4着馬にかわされるのではとヒヤヒヤ…。「◎はアタマじゃないと意味がない」が信条なので、スッキリするような当たりではありません。それでも、3連複で馬券プレゼントに貢献できたのでヨシとしましょう。

 桜花賞馬ソダシに、皐月賞馬エフフォーリア。

 Q・両馬に共通するのは何でしょう?

 A・ソダシが函館、エフフォーリアが札幌と、デビューが北海道シリーズ。

 けさ、藤岡佑Jに言われて、“お~なるほど”と思いました。“な~んや、そんなことか”と思ったそこのアナタ。いやいや、結構珍しい出来事なんです。

 02年以降、北海道でデビューした馬が桜花賞を制したのは08年レジネッタ、15年レッツゴードンキの2頭だけ。ね?珍しいでしょ?それ以前だと、00年チアズグレイス(函館)、01年テイエムオーシャン(札幌)、02年アローキャリー(道営)と北海道デビュー馬の3連覇がありますが、それ以前の該当馬は92年ニシノフラワー(札幌)までさかのぼります。

 皐月賞はどうか。こちらは00年以降、12年ゴールドシップ(函館)、13年ロゴタイプ(函館)、16年ディーマジェスティ(札幌)の3頭だけ。過去20年で3頭です。ちなみに、ワタクシが調べた86年以降で、桜花賞、皐月賞のクラシック1冠目がどちらも北海道デビューの馬だったというケースはありませんでした。

 「こういうのって、偶然と片付けてはダメなんですよね。そういう流れがあるということ」。藤岡佑Jの言葉です。確かにその通り。無理をせずに成長をうながしながら、ゆったりとしたローテーションで使う。ソダシが4カ月ぶりで桜花賞を、エフフォーリアが2カ月ぶりで皐月賞を勝ちました。これは、早期デビュー馬だからできたことです。今後のトレンドになるかもしれません。6月には札幌開催がスタートします。来年のクラシックを制す、ダイヤモンドの原石を北の地で見つけましょう。

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