ケイバ熱盛ブログ「ソダシ舞台裏」(4月13日)

 こんにちは。栗東・松浦です。今週は月曜の朝から早速、取材を開始。いの一番に須貝厩舎へ出向き、無敗で桜花賞を制した“純白のヒロイン”ことソダシの一夜明け取材を行いました。

 レースでは、とてつもない“スーパーレコード”をマーク。激戦の疲労を心配していましたが、担当の今浪厩務員から「落ち着いているし、普段通り」と聞いてひと安心。馬房をのぞくと、神々しさすら感じる鮮やかな白毛美女が、カイバをほおばりながらくつろいでおりました。

 ゲートまでついて行っていたため、レースは移動バスのテレビで見ていたという今浪さん。「はっきりとは分からなかったけれど、直線で“抜けたな”という感じはした」そうで、それは遠目からでも分かるソダシの毛色の特権でしょう。ゴール前は「もう“頑張れ!、頑張れ!”しかないよね。サトノの猛追をしのぎ切ったときには“よっしゃ!”と。小さくガッツポーズしていたよ」と笑顔で話されていました。

 勝因の1つは「ゲートで落ち着いていたこと。あれは助かった」と今浪さん。昨年暮れの阪神JFで枠入りに時間を要したため、今回は先入れに。「なるべくゲートから離れないようにしていた。そうすると、中でおとなしかった」と教えてくれましたが、確かに2着サトノレイナスとはわずか首差。それを思えば、ゲートが決まったことは大きかった。

 戦いが終わった今はすっかりオフモード。「最近は調教後でもそうなんだ。スイッチがポンと外れて落ち着いている。うまやでも、馬運車の中でも、競馬場でもおとなしい。2歳時はチャカチャカして子どもっぽい面があったけど、そのあたりが成長したよね」。

 ゲートも練習するたびに上達しているように、学習能力が高い。「ソダシは人の顔をよく知っているよ。先生や僕の顔を見たらすぐに甘えてくるんだ。姿を見かけたら前かきを始めてね。あの馬、先生のこと大好きよ」と意外?な一面を教えてくれました。

 ゴールドシップとの名コンビで、競馬ファンにすっかりおなじみとなった今浪さん。謙虚な姿勢は相変わらずで、今回も「注目度がすごいけど、みんなが応援してくれるから頑張れる。ありがたい」と感謝を口にされてました。その上で「無敗で3冠を獲りたい。夢が一歩進んだ」とさらなる野望も-。定年間際に現れた“純白のヒロイン”と歩む牝馬クラシックロード。今後も目が離せません。

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