ケイバ熱盛ブログ「ルビーの縁」(4月7日)

 昨年は牡馬がコントレイル、牝馬がデアリングタクトと、牡牝とも無敗で3冠を達成。この先、こんな夢のような出来事があるだろうか?そう思うほどの快挙でした。今年もスターホースが誕生するのでしょうか。21年クラシックの幕開けに胸を躍らせる栗東・井上です。

 桜花賞に出走するヨカヨカは“九州産の星”として注目を集めます。「お母さんのハニーダンサーに乗ったことがあるんです」と渡辺師。コンビ4戦の成績は2、5、6、15着でしたが、「新馬戦が2着。よく覚えていますよ。軽い走りをする馬でした。縁があるもんですね」と感慨深げでした。

 渡辺師は桜花賞にシゲルピンクルビーを送り出すことから“縁”と表現しました。「“縁”といえば、シゲルピンクルビーは牧場で沖先生に見てもらったんです。一緒に馬を確認して“見た目もいいし、2000万円までなら”となったんです」と、この馬が1歳だった時の思い出話に。

 ただ、上場した19年北海道セレクションセールは、ひとつ上の半姉シゲルピンクダイヤが桜花賞で2着と好走した直後。願い通りの金額で落札できるわけもなく、「オーナーが3000万円を出してくださるとなったんです」と振り返る。

 一緒に馬を見た沖先生とは、19年2月に定年を迎えて引退した沖芳夫調教師。渡辺師はジョッキー時代に沖厩舎に所属し、師匠として慕っていました。「沖先生と一緒に牧場を巡るのが夢」。渡辺師が調教師試験合格を目指し、猛勉強していた頃に聞いた言葉です。シゲルピンクルビーとの出会いから2年-。手にした原石はG2を勝ち、桜花賞へと挑みます。ルビーは7月の誕生石。北海道セレクションセールが7月に開催されたことを付け加えておきます。

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